◆頸椎症による不定愁訴、体の動揺感、動悸、疲労感
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30歳代女性 |
頸椎症による不定愁訴、体の動揺感、動悸、疲労感。 |
婦人-02 |
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◆症状と経過
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体や頭の動揺感(まっすぐに歩けない、めまいがする、友人と話していてもフラフラする、乗り物酔いのような感じがいつもする。)心臓がドキドキする、肩こり、血圧が下がった感じ、冷える、生理の前になると発熱する、体熱い、胃腸の具合が悪い、2年くらい雇用菜症状が継続している、30代前半の女性、未婚、総合病院の和漢診療科などを受診して服薬するがいっこうに回復しない、生理は不順、よく眠れる、夜間排尿はない、下痢や腹部の膨張感などはない、汗はほとんどかいたことがない、会社で事務の仕事をしているが昨年1年間仕事を休業した舌診は紅色、白苔あり所々に陥没あり、舌下静脈細く暗褐色、便秘はない。のどが渇くなどの症状がある。 |
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◆使用処方と考察
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和漢診療科(総合病院)での処方は不明、陰虚、脾胃の気虚あり、@血と不定愁訴の解消に丸剤の、血附逐@丸を選びそれと帰芍六君子湯の合方とした、補中益気湯や真武湯、苓桂朮甘湯などはすでに使用済みと判断、同時に神経内科にて頸椎のCT.NMRなどの検査をお願いする、
結果は、初期の変形性頸椎症で脊髄神経への軽い圧迫有り、それが原因の大半おもわれるが、麻痺などはないため、脾胃を健常にして症状の軽快をはかることにした、更年期のような症状がでるlこともあり、ラチカゴールド(ウミヘビエキス)をさらに併用して、全体の症状が改善しつつある。生理の前の熱感のみがなかなかとれないので血附逐@丸を増量して継続中。不快な症状は消えているとのこと。変形性頸椎症は年齢とともに緩慢な進行をするといわれているが、証に従い服薬をすることにより、症状が改善する場合が多い。 |
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