◆症状と経過
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今年の7月に出産、1週間入院で退院する、病院のシステムが母子同室のシステムのため、なかなか肉体的に回復せず、がんばってしまったせいか疲れが残ったまま退院してしまった、今は実家に帰っているが、体調が思わしくない、腰痛があり1日中ずきずきとした痛みがある、めまいがして体の動揺感がある、食事の世話は母にやってもらっているが、今はとてもできない状態、精神的にも不安定で母乳のでも悪い。退院してすぐに生理が始まってしまった、便通はよい、食欲がない、起床時、体がだるく目がかすむような気がする、妊娠腎は無いとの医師の検査があるが、足がむくむ、入院中クーラーが良く効いており体が冷えてしまうことがあった。腹部の圧迫感や膨張感はない。 |
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◆使用処方と考察
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BP104−69で少し低め、眼瞼裏真っ白でめまいふらつきがたびたび怒ることから、血虚の症状がある(西洋医学的な貧血はない)舌診は白苔薄くあり、舌質は淡滑沢、舌裏静脈、が確認できないほど細く血色がない、精神的にも不安定な状態があるので、キュウ気調血飲第1加減を選択する。四物湯を増量して、民間薬の補公英根と紅参を加味する、気力がでないこともありバランスターZ(牡蛎肉エキス)を朝夕併用して早期に自覚症状の改善を図るようにした。現在服用中。 |
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