◆子宮筋腫、経血の不快臭、鬱病で入所中
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50歳代女性 |
子宮筋腫、経血の不快臭、鬱病で入所中。 |
婦人-01 |
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◆症状と経過
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50歳代、女性、子宮筋腫が若い頃からある、子宮体部、左の卵巣は手術をして切除。 経血の量が多い、生理不順はない、生理の時に下腹部に張るような痛みがある、若い頃は生理不順があったが、施設に入所するようになって順調になっている。精神的な悩みが多い、経血のにおいが気になり他人からも指摘されたことがありそれを非常に気にかけている。 ○○○の里に入所しており、他に多くの婦人科、精神科などの受診歴がある、同所に好意を寄せている男性との入籍を希望しており、今の症状が改善しないかとの相談、血虚はなし、舌は全体の薄い白苔、ピンク色中央に黄苔あり、舌下の静脈肥大有り、爪の半月は全くない、冷え性である、食欲は十分にある。 |
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◆使用処方と考察
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説明を一応聞いた後、オ血の治療中心に行うことを説明、肝鬱もあり、本人の希望は生理の痛みとにおいが中心のため、隔下逐オ湯、加桔梗、炒ヨクイニンを使用する。この薬は比較的飲みにくいため、顆粒や錠剤の場合、桃紅四物湯合ケイシ茯苓丸、もしくは二号方などの併用を考えたが本人は煎じ薬でがんばっている。継続中。三ヶ月後転機不明。 |
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