■ユズリハ(たかとうだい科)
漢名は交譲木。高さ七m余りになる。葉は大形の長倒卵円形、互生で質は厚い。滑らかで葉裏淡白色のろう質である。初夏、葉心から花穂を出し、緑黄色の細小花をむらがつて開く。果実はだえん形で黒色の核果である。冬季、葉が交代する。
「薬用部と利用法」
葉を使用する。採りて乾かしたもの二〜三g煎じて、肺病のセキ止メ薬としてのむ。また虫下し、腰痛、腹痛にもよい。