■ツルドクダミ(たで科)
漢名を可首鳥という。山野に自生、しかし沢山はない。徳川期の御薬園跡、または佐渡などにあり、北海道に栽培がある。宿根のもので茎は蔓性になり他物にからまる。葉は心臓形、先きが尖がり、互生だ。秋に葉の腋から花茎を抽き白色の小花を穂状につずる。根部は大きい魂をなし数コ連結している。
「薬用部と利用法」
根茎を掘り乾かす。有名な精力強壮剤で節骨を強くする。故に不老長寿のクスリとして昔から愛用された。一回一〜二g煎じて用いる。また、粉末としてのんでもよい。