■ギシギシ(たで科)
漢名羊蹄。山野、路傍に自生する宿根草。茎葉ともに緑色、葉は長大で披針形。葉の裏表ともに凹凸あり、鞘状の托葉があって地上から叢生。花は淡緑の細花で輪層状にミッシリと着生する。果実は翅があって3コの粒体をつけている。熟すると黄緑色。根は太く、黄色である。大黄のまがい品とすることがあるから注意を要する。
「薬用部と利用法」
葉に蓚酸を含むから酸味があり、若葉の絞り汁は魚毒に効あり。根茎部をすりつぶしてワセリンと練り、たむし、しらくもに塗布する。