■アキノキリンソウ(きく科)
山野に自生する多年生の草本で、この頃庭園に草花として栽植される泡立草はこの変種である。茎は七〇cmに達し細くて強い。葉は長い楕円形、小さい鋸歯(ギザギザ)がある。花は黄色または白色、秋の頃に茎の頂上または葉?から出る。
「薬用部と利用法」
葉をとり乾かし一日五〜八g、煎じてその汁を服用すると利尿薬となるので、腎臓や膀胱の病に用いる。また茎も花も同様の効があるといわれている。