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◆慢性肝炎、肝硬変、入院を勧められるが、仕事で入院を拒否、転勤族、管理職

50歳代男性 慢性肝炎、肝硬変、入院を勧められるが、仕事で入院を拒否、転勤族、管理職。 内蔵-01

◆症状と経過

全身の倦怠感、疲れやだるさを常時訴えるようになり、会社の定期検診で肝疾患を指摘される。
アルコールはほとんど飲まないが転勤が続きストレスもある。当初奥さんがご相談に見えて、ご主人が医師の薦めを断り続けている、体調も悪く不機嫌になることが多い、何か良い漢方薬はないかと相談に見える。
聞いた限りの状況ではすぐに入院してそれなりの西洋医学による治療を受けなくてはいけない状況、検査値も相当悪い数値が出ている、その旨を奥さんによくお話ししたが、ご主人は医者嫌いで何を言っても聞いてくれない、何とか助けてくれないか、薬局の漢方薬なら飲んでも良いといってるとのこと。
転勤や出張が重なり受診の機会が少なく、肝機能が悪化している例である。肝臓はご存じの通りサイレント臓器で、よほど悪くならないと悲鳴を上げない、漢方では肝臓を将軍にたとえて、我慢強いがわがままで、常に血液がさらさらと流れていないといけない臓器としている。
また肝臓に負担がかかり始めると、かならず怒りっぽくなる、ご主人のご来店はその状況ではとても望めない状況と判断して、奥さんからご主人の状況を詳しく聞きお薬を服用して頂くことにした。

◆使用処方と考察

症状は5〜6年くらい前からあったそうで、全身の倦怠感がある、仕事をしているときは夢中になっているのでそんなに疲れを意識しないが、夕方になると軽い微熱が出るときがある、熱は疲れたときや神経を使ったときにでやすい、暑がりで汗も人より良くかくほう、胸や脇が時々張って圧迫感がある、便通は毎日ある、便通がないと調子が悪くなる、血圧はいつも職場の検診で境界型の高血圧といわれている、食欲はあまりない、排尿回数は1日7回くらい、夜間排尿もない、運動不足もありコレステロールが高いといわれている。
こんなケースで、胸脇苦満、食欲不振とくるとまず最初に浮かぶ処方は、小柴胡湯である、ご本人が来ないので舌診などができないが、当初小柴胡湯合桂枝茯苓丸で様子を見てもらうこととした。
1ヶ月後奥さんが来店し、あまり変わりがない依然として疲れがとれないし、イライラも変わらない、とのこと。
桂枝茯苓丸を血府逐オ湯にかえて1ヶ月分をお渡しする、小柴胡湯と血府逐オ湯の組み合わせ、血府逐オ湯は桂枝茯苓丸に比べ補剤の効果も期待できる、同時に牡蛎肉エキス(日本クリニックのバランスターZ)6錠を朝夕分2食前で服用、少し費用がかかるが、肝機能障害に牡蛎エキスは単体でも非常によく効く。
3ヶ月ほどこの処方を服用して頂いた、後日会社の検診で肝機能の検査値が正常域になり、体調もすこぶる良くなってきたとのこと、コレステロールも正常域になり、会社の仲間から何を飲んだんだ、といわれたそうである。
入院せずにすんでとても喜んでいる様子、その後も継続してこの処方を購入されている、途中休むこともあるが、ご主人は牡蛎エキスと煎じ薬で上手に健康を取り戻し、自信たっぷりでお仕事についているとのこと。ご本人と面談できなくて処方選択に難があったが、うまく体質にあった例である、煎じ薬はもうやめて良いですよとお話ししている。


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